クリニック向け、集患・増患に役立つツールまとめ

公式ホームページやウェブ広告など、クリニックの集患・増患に効果がありそうなツールをまとめて比較・評価しています。新規開業などのご参考にどうぞ。

集患・増患ツールまとめ

ツール一覧

医療機関が患者さんにPRするツールはいろいろありますが、その効果としては、「新規の患者さんを集める」のに役立つ側面と、「リピート率を高める」側面があります。

PRツールとその効果をおおまかにまとめると下記のようになるでしょう。

  新患増 リピート増
公式ウェブサイト ★★
ウェブ広告 ★★★
SNS広告 ★★
交通広告 ★★
電柱広告 ★★
DM・ポスティング ★★
折り込み広告(新聞) ★★
内覧会 ★★
接遇・おもてなし ★★ ★★★
オンライン診療・遠隔診療 ★★
予約受付 ★★

公式ウェブサイト

40歳以下の人であれば、医療機関を探す最初の方法は、ほぼインターネットと考えて間違いないでしょう。スマホ・パソコン世代にアプローチするのに、公式サイトは必須のツールです。逆に公式サイトがなければ、その医療機関は気づかれることもありません。

ホームページをお持ちでない医療機関であれば、検索サイトに情報登録して、自院のホームページの代わりにする方法もあります。
例えば、このサイトが使えます。

公式ウェブサイトのメリット

公式ウェブサイトは他の広告ツールと違って、文章や画像をいくらでも掲載できるのが魅力です。(他のツールはたいてい、大きさ・文章量などに制約があります。)
診療方針、ドクターの得意分野、検査機器や内装の紹介など、その医療機関をいくらでも詳しく伝えることができるので、同業他社との差別化にとても役立ちます。

患者さんが医療機関を選ぶ過程において、ピックアップされた複数候補の中から、最終的な行き先として選ばれるのに非常に効果があるでしょう。

また一般的に、他の広告を出すより費用が安くすみます。最初のサイト制作が無料~数十万円、維持費が月に数千円~数万円といったところでしょうか。

取り扱い会社

弊社でもホームページ作成サービスを行っておりますので、ぜひご利用ください。

検索結果の順位について

Google検索で上位に表示されるにはある程度のコツがありますが、絶対効果があるという「必勝法」はありません。Googleは検索順位の決め方を秘密にしていますし、それをしばしば変更します。小手先のテクニックは遅かれ早かれ陳腐化し、最悪の場合ペナルティを受け、検索結果に出てこなくなります。

検索順位を上げる王道としてよく言われるのは、ユーザーに対して価値のあるコンテンツを作るという事です。そのサイトが良いサイトであれば、検索上位に来ると言われています。ただ経験上、良いコンテンツを作ったとしても、検索上位に来るまでには数週間かかるようです。

ウェブ広告

ウェブ広告には大きく分けて、「検索型」と「ディスプレイ型」があります。

検索型ウェブ広告

「検索型ウェブ広告」は、何かを検索した時に検索結果と一緒に表示される広告です。(最近は検索結果と広告が見分けにくくなってきましたが、広告には「広告」とか「Ad」と書いてあることが多いです。)

一番の特徴は、検索されたキーワードによって、広告を出す出さない・広告の内容を決められる事です。

ある言葉を検索した人(=その言葉に興味を持ってる人)にだけ広告を出せるので、表示する相手を絞り込めるのが大きなメリットです。

1クリックあたりの費用は検索キーワードによって大きく変わりますが、だいたい100円~500円くらいです。(キーワードによっては1クリックあたり1,000円を超えるものもあります)

使用例

例えば花粉症の人が、会社の近く(例えば秋葉原)にあるクリニックを探すとします。
そういう人は、「秋葉原 耳鼻科」とか「秋葉原 花粉症」と検索するでしょう。

そこで秋葉原の耳鼻科さんは、「秋葉原 耳鼻科」「秋葉原 花粉症」と検索された時だけ、自分のクリニックの広告が表示されるようにしておきます。

すると、費用のムダなく、患者さんのニーズにもかなって、クリックされやすい宣伝ができるというわけです。

ディスプレイ型ウェブ広告

「ディスプレイ型ウェブ広告」は、いろんなウェブサイトを見ている時に表示される広告です。例えば、ニュースサイトを見てる時、脇に表示される広告がそれにあたります。

見ているサイト(今、その人が興味あること)と広告の関連性が低いのでクリック率は低めですが、広告出稿料が安くなっています。また、検索されなくても広告を表示できますし、非常に多くのサイトに掲載できるので、広告内容を広く認知させる目的で使います。

1表示あたりの費用は1円未満~1円くらいです。

使用例

新規開業したクリニック・薬局が、その存在を広く知らしめるのに使うと良いでしょう。
広告の表示先は、さまざまな指定ができるので工夫が必要です。例えば、広告を表示するサイト・ウェブを見てる人がいる地域・性別・年齢・時間帯などが指定できます。

ウェブ広告の費用(検索型+ディスプレイ型)

普通の医療機関の場合、月に数万円~数十万円といったところでしょう。ウェブ広告は1日あたりの予算を設定できるので、使う金額は自分で決めることができます(検索型、ディスプレイ型ともに)。

1日の予算を1,000円とすれば、月の費用は約3万円ですみますし、1日5,000円にすれば月に約15万円になります。(詳細は広告会社によって変わります。多少の誤差が出る場合があります。)

ウェブ広告を出すには

ウェブ広告は自分で出すことができます。下のどちらも、医療機関さま自身で広告の制作から掲載まで、全部やることができます。ですから、本来は間接業者である代理店を使う必要はありません。余計なお金がかかってしまいます。ただ、はじめての方が各種設定や広告の制作を行うのは学習コストがかかって大変なので、最初のうちは代理店を使うのが無難でしょう。

SNS広告(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)

Twitter

SNS上に広告を出す仕組みも、上記のウェブ広告とほぼ同じです。(医療機関ご自身のSNS利用については こちらをご覧ください)

表示に課金されるタイプなら、表示する単価は1円未満から1円程度。クリックに課金されるタイプなら1クリック100円~数100円程度かかり、1日や1ヶ月の予算を決めて広告を表示します。自分で直接、広告を出すこともできますし、代理店に依頼する方法もあります。(ほぼウェブ広告と同じような使用方法です)

一般的にSNSは、登録情報などのユーザーに関する情報を多く持っているので、よりユーザーにマッチした広告を見せられるようです。

SNS広告の公式ページ

交通広告(駅看板、なかづり広告など)

患者さんの体調が悪くなって、さてどこに行こうと考えた時、交通広告を思い出してくれれば効果が発揮されます。弱点としては、患者さんの生活圏内にその広告がないと役に立ちません。

広い範囲から新規の患者さんを集める、という目的には力不足かもしれません。限られた範囲の中で、シェアを高めるという目的に良いでしょう。

取り扱い会社

交通広告に関しては、広告の制作から掲出までを請け負う「広告代理店」がたくさんあります。「交通広告 代理店」で検索すればたくさん出てきますから、お近くの代理店を探すか、広告を載せたい交通機関に連絡して、代理店の紹介を受けるのが簡単です。

あくまで一例ですが、こんな会社さんがあります。

電柱広告

交通広告よりもさらに影響範囲が狭い代わりに、刷り込み効果が高い広告です。また、他にない特徴として、医療機関の近くまで来た患者さんが道に迷わないようにする、という効果もあります。

例えば、最寄り駅とクリニックの間に電柱広告を置く場合、こんな効果が期待できます。

地域別の広告戦略 図

取り扱い会社

電柱広告の代理店さんもたくさんありますが、例えばこんな会社さんがあります。

費用

料金的には、制作費用が数万円、月額広告料金が数千円/電柱といったところのようです。クリニックのまわりに、十分な効果が出る本数の広告を出すとすると、意外と費用がかさむかも知れせん。

DM・ポスティング

患者さんの生活圏に入ってないけど、そんなに遠くない、という医療機関がアピールするのに最適です。

生活圏というのは家から同心円状に広がるのではなく、最寄り駅やスーパーなどに向かって伸びたイビツな形をしています。「家から意外と近いのに知らなかった。」という医療機関が、その存在をお知らせするのに役立つのがDM・ポスティングです。

チラシのポスティングでは配布した時かぎりの効果なので、水道工事業者のようなマグネットの配布物もアリかもしれません。小さいものであれば、ひとつ40~50円程度ですね。

また、ポスティングでもDMでも、実施費用は「配布物の制作費用+配布費用」となります。DM・ポスティングの業者さんは全国各地にあります。

折り込み広告(新聞)

一定の地域に、広く安くチラシを配るのに適しています。問題は、新聞の購読者が減っていること、購読者の年齢層が偏っていること(若者が少ない)でしょうか。

取り扱い会社

折り込み広告にも広告代理店はたくさんあります。例えば、こんな会社さんがあります。

内覧会

新規開業などの際に、クリニック・薬局の中を見学してもらいます。影響範囲は内覧会の告知に使うツール(ポスティングなど)次第ですが、来場者さんによる口コミ効果も期待できます。

効果の例

「あそこに新しい小児科ができたんだけどさー、すっごいキレイだったわよ。」

費用

医院のスタッフだけでやるならチラシの印刷代として数万円程度+人件費の実費。外注すると、十数万~数十万円といったところでしょうか。

接遇・おもてなし

患者さんに「あの医療機関は感じが良い」と思ってもらえると、リピートされる率が高まるでしょう。口コミによる新患増も期待できます。

効果の例

「近くに良い眼医者さん知らない?」
「こないだ●●に行ったんだけど、すっごい感じ良かったよー。」

取り扱い会社

医療機関向けに接遇・おもてなしの研修を行っている会社さんも多くあります。
例えばこんな感じです。

オンライン診療・遠隔診療

オンライン診療を取り入れると、患者さんは通院の手間が減るので、再診を受けようとする率が高まる、すっぽかしが減るなどリピート率の向上に役立つと考えられています。

また、通常の診療圏よりも広い範囲からの集患が可能になりますが、初診にはほとんど使えないので、新患を増やす力は弱いでしょう。(2017年現在の診療報酬にて)

ただ、仕事が忙しいなどの理由でオンライン診療を積極的に求める患者さんがいらっしゃるでしょうし、今後、オンライン診療は「あって当たり前」になっていくでしょう。

予約受付

「混んだ医院で待たされるのはイヤだ。」という患者さんから選ばれる確率が高まります。
ただ、「予約なんて面倒。今すぐ診てもらえないの?」という患者さんには逆効果かもしれません。

費用概算

以上のツールを外注した場合の1年分の費用をまとめました。(下図、2019年現在)
医療機関さま自身で使えるツールもあるので、広告代理店などの間接業者を使わなければコストを押さえられるものもあります。

※費用はだいたいの概算ですので、ツール選びのご参考程度に。

ツール 費用 備考
公式ウェブサイト 10万~50万円/年 数ページのサイトを想定。
2年目以降は制作費がないのでもう少し安くなるでしょう。
ウェブ広告 60万~250万円/年 1日の予算(広告代)=1,000~5,000円として。
プラス手数料 2万円/月~と想定。
SNS広告 60万~250万円/年 1日の予算(広告代)=1,000~5,000円として。
プラス手数料 2万円/月~と想定。
交通広告 10万~20万円/回 JR浜松町駅にB0ポスターを7日掲出として。
制作費+掲出料。
電柱広告 約120万円/年 東京都目黒区に20本として。
制作費+掲出料。
DM・ポスティング 10万円前後/回 近隣10,000件に投函として。
印刷代+配布代。
折り込み広告 10万円前後/回 10,000枚を配布として。
印刷代+配布代。
内覧会 数万~数十万円/回 告知媒体による。
告知費用+人件費。
接遇・おもてなし 数万~20万円/回 数人参加の接遇セミナーを院内で行ったとして。
講師代。
オンライン診療・遠隔診療 数十万円/年 利用システムによる差が大きいです。
要お問い合わせ。
予約受付 数万~20万円/年 利用システムによる差が大きいです。
要お問い合わせ。

資料(関係法令)

医療機関の広告には、きびしい規制があります。詳しくはこちらをご覧ください。

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