医療機関サイトの状況把握には Google Analytics がオススメ(無料)

2018/08/25

ウェブサイトを運営されてる方は誰でもそうだと思いますが、医療機関の皆さんも自院・自局のウェブサイトがどれくらい見られているか、気になるのではないでしょうか。

そんな時に便利な「Google Analytics(グーグル アナリティクス)」をご紹介します。利用は無料です。

Google Analytics とは、Google が提供している、ウェブサイトの無料アクセス解析サービスです。【公式サイト】(最近リニューアルして、英語表示になっています)

ウェブサイトのHTMLに短いコードを追加するだけで、そのサイトの閲覧数などがクラウド上に記録され、詳細・分析をブラウザーで見ることができます。

Google Analytics でできること

Google Analytics を導入すると、以下のようなサイト分析が可能になります。

リアルタイム分析

いつ・何人が見てるか

これは今、サイトを見ている人のグラフです。

どこから来てるか

どんなサイトから自サイトに来ているかの分析。

今、その時にサイトを見ている人について、リアルタイムに分析できます。
他にも、こんなことが分かります。

期間による分析

日・月・年などの期間を区切って、その間のページアクセスについて分析することも可能です。

例えば、こんなことが分かります。

この他にも、Google Analytics には使い切れないほどの機能があります。

サイトの状況を深く細かく分析することも、あっさり概要を知ることもできますから、自分なりの見やすい表示画面を設定して使うのが便利です。

使い方については、Googleサービスの常として画面構成や機能・内容がわりとちょくちょく変更されるので、参考書を見ながら使い方を覚えるというよりも、とりあえず画面を操作してみて、使い方を覚えるほうが手っ取り早いでしょう。(ウェブ上の情報でさえ、少し古くて最新の画面と違っていることがあります。)

ご注意

Google Analytics のデータ蓄積は導入時点からスタートするので、使い始めていきなり「去年との比較」などはできません。導入した日以降のデータを分析することになります。

おすすめとしては、ウェブサイトを作った時、同時に Google Analytics を導入するのが理想的です。

導入のしかた

Google Analytics の導入作業自体は簡単で、すぐに終わります。

ただし、事前に決めておくと良い事がたくさんありますから、まずは使い方の方針を決めて、それから導入にとりかかりましょう。

<決めておくと良い事>
● 管理用のアカウントを誰がどう管理するか。
● 別途、閲覧用のアカウントは作るか。
● スマホで見られるようにするか。(誰のどのスマホを使う?)
● どんな項目でサイトを分析するか。(変更したくなったらどうするか?)

Google Analytics の具体的な導入手順としては下記のとおりです。
実作業は、ウェブサイトの制作会社さんに依頼することになるでしょう。

【参考】弊社でもホームページ作成を格安で承っております。ぜひご利用ください。

1.Analytics 用の Google アカウントを作る

Google Analytics を使うための Google アカウントを作ります。

管理作業用としてウェブ制作会社さんにひとつ、分析閲覧用に医療機関さんにひとつ、合わせてふたつが最低限必要でしょう。アカウントの作成・利用にはお金がかかりません。

もしドクターが Android 携帯をお使いでしたら、お持ちの Google アカウントをそのまま使うことも可能です。

クリニックの他のスタッフが Google Analytics を見られるようにするには、閲覧用のアカウントを作るか、スタッフのAndroid アカウントに Analytics の共有をかける必要があります。

2.Google Analytics の初期設定

管理用の Google アカウントにログインして、Analytics の設定をします。(分析するウェブサイトのURLを設定するなど)
設定が済むと、ウェブサイトに挿入するためのコードが発行されます。

3.Analytics のコードをウェブサイトに挿入

2で発行したコードをウェブサイトのHTMLに挿入します。
全てのページに挿入する必要があるので、ウェブサイトの構成によっては多少手間がかかるかもしれません。

以上で Google Analytics の導入は完了です。
これでGoogle Analyticsの画面から、分析結果を見ることができます。

導入した後は……

導入後は、しばらくデータの蓄積を待ちながら、リアルタイムの訪問状況を見ることになるでしょう。
今、何人の人がサイトを見ているか、どこから来ているか、などが分かります。

1~2ヶ月もすればデータが貯まって、サイトのだいたいの状況が分かるようになります。

サイトの分析には、さまざまな考え方・切り口があるので、あれはどうなっているのか?こっちはどうか?と試行錯誤しながら、Google Analytics の画面をどんどん見ていくのが良いでしょう。分析画面や機能は本当にたくさんあるので、ひと通り見るだけでもかなり時間がかかります。

理想的な使い方としては、業者さんから定期的に紙に印刷されたレポートを受け取って見るよりも、何か思いついた時、自分で Google Analytics の画面を見て状況をチェックする、というのがてっとり早く、PDCAも早く回せます。

また、自院・自局のサイトの閲覧状況が分かると、より多くの人に見に来て欲しくなるもの。
閲覧者の流入を増やす方法は大きく3つあります。

Google、Yahoo!などからの訪問を増やすには、まず検索上位に表示されなくてはなりません。

王道としては、ユーザーにとって有益なコンテンツを作る・増やすことが一番です。
例えば花粉症の治療に力を入れているクリニックであれば、花粉症対策や治療法のコンテンツを充実させて、アクセスを増やすという方法です。

小ワザとしては、サイトに来ている人の検索語句を分析して、検索回数は多いのに表示順位が低い・流入が少ないキーワードに関するコンテンツを強化するという方法もあります。

検索語句を知るには、このサービスを使います。Google ウェブマスター(無料)

医院名について

検索上位を目指すにあたって、「名字+医院」、「地名+クリニック」のような医院名だと苦労する場合があります。
例えば「鈴木医院」で検索すると、全国の「鈴木医院」が検索結果に出てしまい、どこがどこだか分からないといった状況になります。
開業時のネーミングには、少しだけ工夫した方が良さそうです。

【参考】クリニック・診療所のネーミング

検索上位に出なくても、患者さんに見つけてもらえるように、Google広告などのサービスを使います。

検索キーワードに応じて広告を表示したり、ウェブを見ている人の趣味嗜好に合わせて広告を表示できます。

料金は、表示あたりであれば1円/表示ていど、クリックあたりであれば数百円/クリック程度です。
1日の予算を決めて利用して、1ヶ月にかかるコストは数万円から数十万円といったところでしょう。
自分で表示の仕方や予算を決められるので、無駄なく、無理なく広告を出すことができます。

ただし、Googleに広告を出しても、検索結果で上位に表示されるかどうかは関係ありません。Googleのページにも明記されています。
参考:Google の検索結果と広告の違い – AdWords ヘルプ

詳しくは、こちらのページもご覧ください。
【参考】集患・増患に役立つツールの比較分析

SNSからの流入の増やし方

Twitter などにクリニックの公式アカウントを作り、交友範囲を広げ、季節の変わり目などに来院をうながすといった使い方があります。

予防接種のお知らせや、花粉が舞う前の来院促進などに効果があるかも知れません。(続けるにはそれなりに手間がかかります)

使えそうなSNSは下記のとおり、どれも無料です。

  1. LINE@(一部有料)
  2. Instagram
  3. Twitter
  4. Facebook

Twitter を使うときには、くれぐれも炎上にご注意ください。

【参考】医療機関のSNS利用のコツをまとめました。

MENU