失敗しないレセコン選び:概要編(クリニック向け)

2018/04/13

レセプトコンピューターを検討しているクリニック様向け、レセコン選びの基礎知識です。

レセコンの普及状況

平成27年5月請求分において、診療所のレセプト請求では、施設数の10.5%がまだ紙を使っていました。(レセコン普及率=89.5%)

新規開業するクリニックはほぼ必ずレセコンを導入するので、今後、レセコンの普及率は100%に近づいていくと考えられます。(89.5% → 100%)

<参考>
電子レセプト請求の電子化普及状況等(平成27年4月診療分)について
厚生労働省

どんなレセコンがあるか?

レセコンは大きく2つに分けられます。日本医師会が出すORCA(オルカ)と、それ以外です。

一般的な特徴としては、ORCAはフリーソフトなのでソフト代がかからず、安上がり。
それ以外のレセコンはお金がかかるぶん、機能やサポートが充実しています。(あくまで一般論です)

ORCA以外のレセコンはたくさんあって、例えば、下のページの医事会計だけでも20機種くらいあります。

<参考>
レセプトコンピュータ製品一覧
2010/12/24 TechTargetジャパン

レセコンメーカーは寡占状態

ただ、クリニック向け電子カルテもそうですが、レセコンも上位数社が全国シェアの大半を占めており、寡占が進んだ状態になっているようです。(上位2社がシェアの半分以上、上位5社がシェアの3/4以上を占める。)

具体的に言うと、日本で最初にレセコンを作ったPHC(当時は三洋電機)が先発優位をいかして全国シェア1位、医師会をバックにORCAがその後を追っている、という状況になっています。

レセコンの選び方

まずは電子カルテをどうするか決める

例えば新規開業クリニックの場合、レセコンの機種を選ぶより先に、ドクターが電子カルテを導入するかどうか決めた方が良いでしょう。

電子カルテの機種によって、接続できるレセコン/できないレセコンがあります。あのメーカーの電子カルテは、このメーカーのレセコンにしかつながらない、という事がよくあります。
レセコンを先に決めてしまうと、ドクターが使いたい電子カルテを接続できない、ということになりかねません。

また、電子カルテによってはレセコンは専用のものしか接続できないので、電子カルテを選ぶと自動的にレセコンも決まってしまうケースも多いようです。

「今後ぜったい電子カルテを使わない!」というクリニックであればレセコンのことだけを考えて決めれば良いのですが、「将来的には電子カルテを使うかも」という場合は、その電子カルテを接続できるレセコンにしておく必要があります。

レセコンの乗り替えについて

ちなみに開業済みクリニックの場合、ほとんどがレセコン導入済みですが、機能やサポート体制に対するご不満から、それらをカイゼンしたいという理由で、レセコンの買い替えを検討される方が多いようです。
レセコンだけをお使いの場合、メーカー変更はそれほど大変ではありません。(電子カルテのメーカー変更はなかなか面倒です)

【参考】電子カルテのメーカーを変更する際の、旧データの取り扱い

実際にレセコンを選ぶにあたって

1.手間の削減効果と患者満足度を検討

レセコンはただ単に会計したり、診療報酬を請求するだけの機械ではありません。
使うシステムによって、院内業務がラクになったり、それほどでもなかったりします。

また、クリニック経営に関するサポート機能や、患者さんの流れをスムーズにして患者満足度を上げられるようなオプション機能など、できることがたくさんあります。

事務担当の方や、開業済みのドクターなどにヒアリングすると、機能ごとの重要性がよく分かるでしょう。
営業担当社にもどうぞお気軽にお尋ねください。診療科やエリアに合わせてオススメをご提案いたします。

ちなみに弊社の場合、レセコンに関するお問い合わせは、レセプトの自動チェック機能「点検アシスト」について、オプションでは保険証読み取りについてのお問い合わせが一番多く、気にされる方が多いようです。

2.サポート体制を確認する

サポート体制については、少し聞いただけでは販売店ごとの違いがわかりにくいかもしれません。
下のような点を確認すると、違いがハッキリする場合が多いようです。

1.困った時の対応方法と受付時間は?(電話だけか、来てくれるのか)
2.故障した時の対応方法と受付時間は?(センドバックやスペアパーツ持参など)
3.停電の時の対応は?(無停電電源装置やデータバックアップなど)
4.災害時の対応は?(データバックアップや代替機など)

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