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失敗しないレセコン選び:概要編

レセプトコンピューターをご検討中のクリニック様向け、レセコン選びの基礎知識です。

国内のレセコン普及状況

平成31年2月診療分における、診療所のレセコンの普及率は98.1%でした。(施設の1.9%が紙を使っています)
ほぼ100%になりました。これから開業するクリニックにも必須でしょう。

【参考】レセプト請求形態別の請求状況(平成30年度) 厚生労働省

どんなレセコンがあるか?

レセコンは大きく2つに分けられます。日本医師会が出すORCA(オルカ)と、それ以外です。

ORCA

日本医師会が医療のIT化、医療情報の標準化を進めるために開発したのがORCAです。ORCAはオープンソース、フリーソフトのレセコンで、一番の特徴としては、導入費用が安上がりにできます。

ただサポート体制は導入をお手伝いする会社によって違うので、同じORCAを使っていても、イザという時の対応は変わってきますから注意が必要です。

【参考】ORCA Project:日本医師会ORCA管理機構

ORCAロゴ

ORCA以外

国内にはレセコンメーカーが数十社あります。ORCA以外のレセコンは一般的な傾向としてORCAより価格が高めで、機能が充実しています。

また、導入業者(ベンダー)も医療系に詳しいことが多く、サポート能力が高いでしょう。というのはORCAベンダーはシステム会社系が多いですが、他メーカー製レセコンのベンダーはもともと医療系であることが多いからです。

ちなみに ORCA 以外のレセコンは、下のページだけでも20種類くらいあります。
【参考】レセプトコンピュータ製品一覧 | 2010/12/24 TechTargetジャパン

レセコンメーカーは寡占状態

国内のレセコンは上位数社が全国シェアの大半を占めており、だいぶ寡占が進んだ状態になっています。(上位2社でシェアの半分以上、上位5社でシェアの3/4以上を占める。)

具体的には、日本で最初にレセコンを作ったPHC(当時は三洋電機)が先発優位をいかして全国シェア1位、医師会をバックにORCAがその後を追っている、という状況です。

レセコン全国シェア1位のPHC

ちなみに、クリニック向け電子カルテも同じような状況です。

レセコン選び、基本の考え方

まずは電子カルテをどうするか決めてから

新規開業クリニックの場合、レセコンの機種を選ぶより先に、ドクターが電子カルテを導入するか決めた方が良いでしょう。

電子カルテを導入するのであれば、電子カルテの機種を選ぶと、自然と使えるレセコンが絞り込まれます。多くの場合、電子カルテは接続できるレセコンが限定されています。レセコンを先に決めてしまうと、ドクターが使いたい電子カルテを接続できない、ということになりかねません。

「今後ぜったい電子カルテを使わない!」というクリニックであればレセコンのことだけを考えれば良いですが、「将来的には電子カルテを使うかも」という場合は、その電子カルテを接続できるレセコンにしておく必要があります。

将来、乗り替えることもできます

一度導入してしまっても、レセコンだけであればメーカー変更はそれほど大変ではありません。普通の使い方をしている分には、患者情報などのデータ移行はスムーズに行えます。(電子カルテのメーカー変更はかなり面倒です)

私たちも時々、開業済みのクリニック様から、レセコンのメーカー変更のご相談を受けることがあります。
【参考】 電子カルテのメーカーを変更する際の、旧データの取り扱い

レセコン選びのポイント

レセコンの導入効果を確認

レセコンはただ単に会計したり、オンライン請求するだけの機械ではありません。使うシステムによっては院内業務がラクになったり、患者満足度を上げたりすることもできます。また、クリニック経営に関するサポート機能を搭載しているメーカーもあります。

以下がよくあるレセコン導入のメリットです。ご検討中の機種ではどうなっているか、チェックしてみると良いでしょう。

レセコン導入のメリット

  • チェック機能でレセの返戻を防ぐ(参考:弊社の場合
  • 患者さんの予約を受付
  • 受付業務を効率化する
  • 会計をスピードアップ(患者満足向上)
  • ドクターの業務をサポート
  • 災害時のバックアップ

事務担当の方や、開業済みのドクターなどにヒアリングすると、機能ごとの重要性がよく分かるでしょう。
営業担当社にもどうぞお気軽にお尋ねください。診療科やエリアに合わせてオススメのシステムをご提案いたします。

ちなみに弊社の場合、レセコンに関するお問い合わせとしては、レセプトの自動チェック機能「点検アシスト」について、オプションに関しては「保険証読み取りスキャナー」についてのお問い合わせが一番多いです。

サポート体制を確認する

サポート体制については、少し聞いただけでは販売店ごとの違いがわかりにくいかもしれません。下のような点を確認すると、違いがハッキリする場合が多いようです。

チェックポイント

  • システム導入時、使い方の説明は?
  • 困った時の対応方法と受付時間は?(電話だけか、来てくれるのか)
  • 故障した時の対応方法と受付時間は?(センドバックやスペアパーツ持参など)
  • 停電時の対応は?(無停電電源装置やデータバックアップなど)
  • 災害時の対応は?(データバックアップや代替機など)

【参考】失敗しない電子カルテ選び:サポート体制 | 中央ビジコム

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